就業規則の従業員への説明会

昨日は、ある会社で就業規則変更に関する説明会が、従業員の半数を集めて行われました。交代制で業務を遂行している会社のため残りの半数は数日遅れで行う予定です。

司会・進行は会社の責任者に敢えて行ってもらいました。問題が発生したときには会社から私に相談がありますが、問題発生時の初期動作が大切であること、並びに普段の運用が大切であることから、責任者がどの程度就業規則の内容を把握・理解しているかを知る良い機会なのです。説明会自体は従業員に就業規則を周知徹底することが目的なのですが、「人は他人に教えることを通じて自らが成長していく」と言いますから、責任者自身に説明してもらうことで責任者の理解度を深めてもらうことも目的です。そのため、私はオブザーバーとしての参加です。

業後の説明会のため、従業員のみなさんはお腹も空いているし、早く自宅に帰りたいですから、ダラダラとせずに要領よく、しかもポイントだけはシッカリと説明することが大切です。

会社責任者の人は、私の勧めに応じて、「会社の基本的方針」「入社前のこと」「就労中に遵守すべきこと」「退社時のこと」「就労中に良いこと、悪いことをした場合のこと」など雇用契約のステージ毎に分類して分かり易く説明されました。私としては95点をつけたいと思う出来栄えでした。

最後に私にオブザーバーとしての総括を求められましたので、「就業規則や法律を引っ張りだして、それを元に判断せざる得ない状況に陥らないことが大切です。顧客満足を高め、皆さんが仕事にやりがいを感じ、業績が向上できるように、互いに「思いやりの精神」をもち円滑に業務を遂行していく努力をしましょう。2人の人間が力を合わせて「1人+1人=2人分」となるのではなく、「1人+1人>3人分」となることが必要です。そのためには、普段からコミュニケーションを図ることが必要です。そして法律で定められたことを守り、お互いのためにケジメをつけて仕事をする習慣が必要です」とお話しさせて頂きました。

質問時間も設けたのですが、各段の質問はありませんでした(ただし、この場合、後日質問がある場合がありますが・・・)。

司会兼進行役が非常に要領よく、しかも歯切れよくお話しされたので予定時間1時間に対して、5分早く終わることができました。