お勧めの書籍「ザ・チーム」

お勧めの書籍です。特に

「日本にも男女のサッカー日本代表など素晴らしいチームは存在する。しかし、日本全体(企業の内部)を見渡すと、チームの姿が見えなくなってしまう。目につくのは、伝統的な組織だけだ。立派な組織はあるが、それらは「グループ」であって「チーム」ではない。いまの日本(会社)にはチームが必要なのに、同質な人の集団であるグループばかりで、異質な才能が、ある目的の下に集まって構成されるチームがないことが問題なのだ」

が印象に残りました。

私なりにマトメるとチームに必要な要件としては、①「目的達成に対する情熱(パッション)」②「異質な人財が同一目的を達成するために協議・協働する(リスクの低減)」③「現状を打破するために新しいことに取り組むこと(チャレンジ)」の3点ではないかと思います。

そして、毎日訪問している色々な顧問先を振り返ってみると、この3要件が欠けて同質的人財の集団(グループ)となっていることに気づかされます。

私なりにこの問題の本質を考えるとき、「和を持って貴きとス!!」という教えの「和」を誤解している点にあるのではないかと思います。だから、どの会社でも取締役会や色々な会議では参加者の果たすべき役割と責任が違うのだから、喧嘩(言い争い)をする位に自分の果たすべき役割と責任に対して情熱をもって会議をしなければダメですヨとお伝えしています。

この書籍の中では具体的な方法も記載されています。分かり易い書籍ですから、是非ご購読してみてください。