私が過去に複数の経営革新計画認定取得の手続きをしたことの証明書を、今日(6/4)広島県商工労働局経営革新課(県)が発行してくれたので、早速、中国経済産業局中小企業課(国)に行って、認定支援機関として認めてもらえるよう申請書を提出しました。
この認定支援機関とは、言わば国が私に経営改善に関するアドバイスを企業に提言し、その実現に協力する力量があると認めてくれるものです。また、認定支援機関になれると私が経営相談に応じた企業は、他企業では利用できない国の施策(低利融資ほか)が利用できるようになります。
私は従来から経営にアドバイスすることを主たる生業とし、社労士業は企業と普段からお付き合いしてその実態を把握するために行っていました。しかし、掲げている看板が社会保険労務士という看板ですから、私が財務・経理が分かり経営アドバイスができる社労士であることを証明することが難しく、従来から何かそれを担保できる方法は無いものかと悩んでいました。しかし、この認定支援機関になれるとこの悩みも解消します。
私の基本的考えは「企業はヒトなり」です。経営革新計画の承認を得た企業は、その恩恵でカネとモノに不自由しなくなります。しかし、カネとモノが豊富にあっても、それを使いこなせるヒトがいなければ、それらは無用の長物となり活かして使われることはありません。また、経営革新・改善により事業規模が大きくなると、それまでの人事労務管理方法から「脱皮」し、教育・給与・評価などの処遇に関して新しい規模に応じたものに変容させていくことが必要となります。私は銀行員をやり、その後、両親の会社で経営者になる修業をうけ、更にその後に自ら経営者となり会社運営を行っていました。私の体験を振り返ると、中国の格言に「国は一人の人間によって興り、一人の人間によって滅びる」とあるのを痛感するところです。 そして私の苦い「滅びる」という体験を他の人にはさせない為に、現在は社会保険労務士という看板を掲げ各企業にアドバイス(経営アドバイスを希望する企業のみ)し、その実現に向けて共に歩んでいくことを生業として俗に「ブタ型コンサルタント活動」を行っています。 因みに、「ブタ型コンサルタント」とは、経営改善の提案だけをするのではなく社長や社員と一体となりわが身をすり減らしてその実現に努めるヒトのことを言い、提案だけしてわが身をすり減らすことがないヒトのことを「ニワトリ型コンサルタント」と言います。
認定手続きには約1カ月間が必要という説明がありましたので、それが認可されるまで楽しみです。
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