夕学五十講 新しい市場のつくりかた

今日は夕涼みを兼ねて久しぶりに商工会議所で行われた「夕学五十講」に参加してきました。これは東京の丸の内にある慶應義塾サテライトスタジオで講師が講演するのを全国に放映して行われるセミナーです。今回のテーマは私が興味がありそうな「新しい市場のつくりかた」でした。

講師は東海大学の三宅秀道氏でした。製品開発を中心に色々なご経験をお持ちの講師でした。

講演後の質疑応答時間の中で「金や技術に恵まれると智慧が出なくなる」と講師がサラリと言った言葉が一番印象的でした。金にものを言わせる!! 技術力に頼ろうとする!! その結果、人間本来の智慧が出なくなってしまっている会社が多いという意味です。

講演の概要は「新製品開発というと得てして技術開発に走ってしまう傾向が強いが、モノの価値は社会の価値観・時代背景によって変わるものだから、技術開発にばかり力を入れるのではなく、①消費者ニーズの把握と掘り起し(問題開発)、②技術開発、③環境づくり、④消費者の価値観へのアプローチ(啓蒙活動)、の全てに働きかけ配慮した新製品開発が必要である」ということのようです。

チョッと期待外れでしたが、普段とは違う傾向のお話しが聴け、良い夕涼みとなりました。