ある会社の若手の幹部候補生の日報をチェックしていると、会社の状況を理解できるようになるために損益計算書と貸借対照表の勉強を独学でしていると書かれていました。日報には「難解で分からん!!」と書いてありました。
そこで私は、「損益計算書や貸借対照表は税務処理のために創るモノで会社経営のために創るモノではありません。会社経営の参考にしようというのであれば管理会計の手法を学ばれる方がわかり易いし実用的です」とお答えしました。そして、制度会計の損益計算書を固定費と変動費とに区分し直して、限界利益で現場運営管理の指数を押える方が有効ですと伝え、簡単な案をメールしました。
私からのメールと添付資料で管理会計の概念的なモノを理解し、何か簡単な管理会計の書籍を読んだうえで、自分でやってみると一番良いのですが・・・。
まだ30代前半の従業員さんで、今の処は現場のリーダーなのですが、いまから会社全体の状況を客観的に把握するために損益計算書や貸借対照表のことを学んでみようという気概は、見上げたものだと思います。
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