創業補助金(地域需要創造型起業・創業促進事業)

創業補助金(地域需要創造型起業・創業促進事業)の説明会に参加して来ました。会場は一満の状態となり、また来場者もいつも私が参加する研修会の雰囲気とはかなり違った雰囲気(創業しようとしている人達)でした。

この補助金には3タイプあります。

(A)地域需要創造型起業・創業・・・地域の需要や雇用を支えるもの。注意したいのは、既に社長をやっている人でも、異業種の事業を別会社として開始するときには利用できるという点です。

(B)第二創業・・・会社後継者が先代から事業を引き継いだ場合などに新事業・新分野に進出するもの

(C)海外需要獲得型起業・創業・・・海外市場の獲得を念頭とした事業を日本国内において興すもの

の3種類があります。

申込期間は平成25年9月19日から同年12月24日までですが、途中10月21日で一端前半申込みを締めて審査を開始するそうですから、10月21日までに申し込んだ方が得策のようです。

10月21日までに申し込んだ場合には、補助対象期間が平成26年1月から同年9月までの9カ月間、10月22日以後に申し込んだ場合には、補助対象期間が平成26年4月から同年9月までの6カ月間となるそうです。

補助金額は(A)(B)(C)のいずれも補助対象と認められた経費の3分の2までですが、

(A)の対象となる経費は下限150万円、上限300万円(補助金の下限100万、上限200万)

(B)の対象となる経費は下限150万円、上限750万円(補助金の下限100万、上限500万)

(C)の対象となる経費は下限150万円、上限1050万円(補助金の下限100万、上限700万)

です。但し、補助金は後払いとなりますから、補助金が貰えるまでは銀行かどこかからツナギ融資をして貰う必要があります(自己資金があれば別ですが)。

手続きの流れとして

①補助金を利用しようとする人が認定支援機関等のアドバイスを得ながら事業計画書を作成する(認定支援機関の承認が必要となります)。

②事業計画を"ひろしま産業振興機構"に応募する。

③地域審査会と全国審査会で事業計画内容を審査する。

④採択通知が届く。

⑤補助金の交付申請をする。

⑥交付決定通知書が届く。

⑦事業を実行する(補助対象事業の期限は平成26年9月末)。

⑧完了報告を提出する。

⑨補助金が交付される。

⑩事業の状況報告を毎年する(5年間)。

と少々やっかいです。

どんな経費が対象になるのか? どんな事業なら良いのか?等のご興味がある方はお問い合わせください。

また、補助金適正化法により「一定額以上の利益が発生した場合は補助金の一部を返納しなければならない」ことにもご注意ください。