昨晩は気分転換を兼ねてサテライトスタジオ 夕学五十講「組織の老化のメカニズムと対処法」講師:細谷功 氏を受講してきました。
講師の体験談をもとにした講習会のため、組織拡大=組織老化を前提として講演され、体系的に纏められてなく、理解し難い点も多々ありましたが、結論を私なりの言葉に翻訳してみると、
<<前提条件>>として
なぜ規模を拡大することが組織に必要なのかを理解した上で、規模拡大に伴うディメリットも受け入れることが大切である。
しかし、組織拡大に伴う弊害を除去するためには
<<短期的施策>>として
①セクショナリズムに陥らせないように、組織全体のことを考える習慣を根付かせること
②過去から溜まった組織のウミ(悪しき伝統や古くなったやり方)をタマには吐き出させること
<<中期施策>>として
③イノベーター型人間とオペレーター型人間を同居・混在させてはならない。そうしなければ、イノべーター型人間が排除され組織が衰退の道を歩み始めてしまう。それぞれを別々に扱うことが大切である。
④組織が大きくなったら、悪しき点を改めさせようとするよりも、新しい組織を創り、それを育てることで、両方の組織を育てるようにすることが大切である。
⑤それそれの価値観を認めることが大切である。
<<長期施策>>として
⑥組織に既得権を認めず、常に「ゼロベース発想」することを要求すること
以上のようになるのではないでしようか?
そして、このブログを書いていて思ったのですが、これってPFドラッカー翁が言っていたことではないか?ということです。即ち、①は「組織を鳥瞰する」、②は「新しいことを始める前に過去のことを廃棄する」、③④は「新規事業を立ち上げ成功させるには、別組織にして優秀な人財を少数配属すること」、⑥は「過去から行ってきたコトでも、"いま一から始めるか?"と自らに問い、否という結論ならばそのコトを廃棄すること」ということです。
私にとっては非常に分かり難い講演会でしたが、過去学習してきたことを振り返り、気分転換するには大いに役立ちました。
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