先日、ある従業員さんから「"息子をいつからいつまで被扶養者にしていたか"を証明できる書類を作成して貰いたい」というご依頼がありました。当初、この従業員さんは「"いま息子が自分の被扶養者でないこと"を証明できる書類を作成して貰いたい」というご依頼でしたが、私が「それは"悪魔の証明"といって作れません。いつからいつまで被保険者であったかの証明なら作成できます」と説明した処、その従業員さんからの依頼内容が"被扶養者であった期間を証明する"に変わった経緯があります。
私の事務所で年金事務所に提出する証明依頼書の作成を備付書類で作成しようと思ったら、その書式が丁度品切れしていました。そこで年金事務所に行ってその書式を入手したのですが、書式が変わっていました。そしてその申請書をくれた職員と雑談していたら、その職員さんが
①「被扶養者異動届の写では受理してくれない役所も他府県にはありますから、3年前の被扶養者異動届を探してもムダに終わる可能性があります」
②「お父さんが広島に在住し、息子さんはいま東京に在住しているならば、いま渡した書類をお父さんが息子さんに郵送して書類に署名捺印させ、その後にお父さんの元に返送させてから広島の年金事務所に持って来るよりも、この手続きは息子さんが東京の年金事務所で自分でできる手続きなので、息子さんが直接東京の年金事務所に行った方がはるかに早いです。息子さんが自分で年金事務所にいくのならば委任状もいりませんから・・・」
と教えてくれました。
いままで、このようなご依頼がある場合の大半は「資格喪失させた被扶養者異動届の写」を探し出して依頼者に交付していたのですが、この人の場合は約3年前に資格喪失させ年月が経過していましたから資格取得・資格喪失等確認通知書を年金事務所で発行して貰おうとしたのですが、この手続きは被扶養者自身が自分でできる手続きであることを始めて知りました。
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