昨日の午後は、確定拠出年金401K総合型のセミナーがあるというので出席してみました。401Kがスタートした当時、かなり不人気だったので余り興味は無かったのですが、企業年金基金もいずれは廃止される方向だし、適格年金が廃止されたときには色々な問題があったので、兎に角セミナーを受講してみようと考えました。
従来の401Kには企業型と個人型とがありましたが、管理・運用する手間がかなりかかるので、資金運用に関する知識が乏しい日本人、特に中小零細企業には不向きだと私は思っていました。その為、適格年金が廃止されたときは、大半の企業に無条件で中退共に移管することをお勧めしました。
昨日、初めて説明を受けた401K総合型は、過去の401Kの問題点をかなり改善した内容でした。
①「希望する」従業員と役員だけが加入すれば良い(全員でなくても良い)
②どのように運用するかを選択することができる。
③従業員の同意を得たうえで賃金を減額し、それと同額(企業が掛け金を上乗せすることも可能)を401K総合型の掛け金に充当すれば(若いときの給与を老後の年金に回す)、本人の所得税だけでなく本人も会社も社会保険料がかなり軽減でき、50歳未満の人は長期的に考えると非常に得をする(加入要件が10年のため)。ただし、会社の給与規程・退職金規程等を変更することが必要となる。
④掛け金の減額・中断等の変更も可能で、育児休業や長期間の病気欠勤等のときの掛け金の取扱いは比較的自由に決めることができる。
⑤手数料を若干は支払わなければならないが、非常に安価である。
⑥㈱ハンズという会社が窓口となるが、各個人の資金は野村信託銀行(資産管理機関)で個人別に口座を設けて管理されるので安心である。尚、"あいおいニッセイ同和損保"が運営管理機関&商品提供機関となるそうです。
等々の説明があり、特に③のメリットを強調していました。
特定の民間企業によるセミナーですから、私は余り深くは探求しませんでしたが、いずれにしても使い勝手が悪かった401Kが少しは使い易くなったようです。
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