昨日は、ある弁護士と労働紛争で訴えられそうな会社に関する打合せをしました。相手方は既に弁護士を代理人とし、その弁護士も裁判所に提訴することを前提として会社と話し合いをしています。その為、万が一、裁判となった場合に備えて事前に会社側の弁護士と打合せをした次第です。
色々な観点から検討しましたが、結論としては「裁判しても勝てる可能性が少ない事件のようだから、依頼人に"負けることを覚悟してでも裁判で徹底的に争うか?" または "争うと負ける可能性が強いから、争わずに和解するか?"の決断を求めることになりました。
その中で弁護士が言っていたことですが、「昨今は、積極的に弁護士事務所の宣伝・広告をして、お金になれば勝敗の可能性に関係なく何でも裁判にしてしまう弁護士いる」と言っていたことが印象的でした。この状態が本当のことだと、裁判所も提訴された事件を処理しきれなくなるし、また行政が裁判外制度ADRとして"あっせん"等の制度を新設しても弁護士がその制度を利用しようとしないから問題は解決し難いと思います。
時代の変遷とともに、弁護士業界も変わりつつあるのですネ!!
できれば「法律が云々」と言い争う前に「人としての道」という観点から話し合いができる世の中にならないものでしょうか?
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