人を育てるのには「最低でも10年は覚悟しなければいけない」と聴きます。私も、もう60歳であり、顧問先の為にも、そろそろ私の後継者を探し、私の培ったノウハウを伝承していきたいと考えています。焦らずにやろうと思っています。
そこで60歳を超えたことを契機として、小さな社会保険労務士事務所を開設することにしました。この事務所では、顧客のご相談をお訊きすることだけでなく、後継者を探すこと、独立開業者希望者の開業を支援することを目的とします。事務処理は極力コンピューター化して合理的に処理したいと考えています。私の技術的なノウハウは左程大したものではないのですが、"経営者の視点"を伝承していきたいと考えています。中小企業経営者の息子として生まれ育ち、大学では経済政策を加藤寛翁から学び、大学卒業後は銀行員を体験した後に会社経営を社長として体験し、そして倒産を体験する等、今まで色々な体験をさせて貰い、そこで培われた"考え方"を伝承していきたいのです。
いままでも少数ながら若い社労士さんに事務委託をアルバイトとしてやって貰っていましたが、いずれも"事務屋さん"であり"経営者の視点"を持つに足る資質は持ち合わせていませんでした。経営者と従業員とでは"ものの見方"に"大河の如き大きな隔たりがある"と昔しから言いますので、"経営者としてのモノの見方・考え方"を伝授していきたいのです。
かといって最初から十分な報酬は支払えませんから、業務を委託することを通じて業務委託費を支払い、その過程で私の顧問先にも同行して貰う等して"モノの考え方"を伝授していきたいと思っています。丁度、弁護士業界等である"研修生"のようなものです。
どこかに良い人はいないものでしょうか? 但し、社労士法違反とならないように十分に注意はしたいと考えています。
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