今年の3月に新規開業する人から相談をうけて創業補助金にエントリーする為の事業計画を作成しました。このとき私が特に意識したのは「この人の"強み"を活かすこと」「他社との差別化・ユニークさ」の2点です。
5月の連休前にインターネットでこの事業計画書が創業補助金の対象となる採択がされたことを知ったのですが、本人と中々連絡がとれない状態が続いていました。本人は4月初旬に開業してかなり忙しいらしく、一昨日になってやっと連絡してきました。そして、「今後の手続きに関する説明会が5月12日にあるので代理で私に出席して貰いたい」と伝えてきました。
この人は学校を卒業して今まで会社勤めしていましたが、このようなサラリーマンが開業して直ぐに人を雇い入れると当初は大変です。ビジネスが予定通りに進行しないことは当たり前のことであり、いままでは使われる立場で不満・不平があれば文句を言えばよかったけれど開業して経営者になると問題は自分で解決していくしかありません。不平や不満を言ったり、他人のせいしても問題は解決しないのです。自分が知らないことは専門家に訊きながら自分で問題を解決していく、自分が問題を解決しなければ誰も問題を解決してくれはしないからです。これを本当の「自立」といいます。そのためには「良き相談相手」が必要となるのですが、この人の場合は私が相談相手なのか、それとももっと別な人が相談相手なのかがよく分かりませんから、非常にアドバイスに難い状態です。
しかし、創業補助金申請のビジネス・プランをつくったご縁を考えると、是非ともこの人には事業で成功して頂きたいと思っています。
コメントをお書きください