お客さんからの電話で入退社した従業員の連絡を受けました。その後で、先日の集中豪雨で被害がなかったか等の雑談をしていたら、お客さんが「そういえば、社長に指示され店舗間で機材を移動していた従業員が怪我をした・・・」と急に話されました。私は「それって労災事故じゃないですか? 詳しく教えてください」と思わず言ってしまいました。そして電話で概要を把握しようとしましたが、ラチが開かないので急遽訪問することにしました。
電話で話しをしてもラチが開かない筈でした。労災と言う言葉は聴いたことはあるが、具体的にはどういうことなのかをそのお客さんは全くご存じなかったのです。この会社は労災事故の経験が全くない幸運に恵まれた会社だったのです。
そこで労災保険の概略を簡単に説明し、今回の事故処理に必要な事柄を訊き出そうとしました。しかし、怪我をした本人は今日は公休日でお休み、会社は労災とも知らずにいた位ですから事故の詳細を把握していません。しかも公休で休んでいる怪我した従業員は携帯電話をOFFにし、自宅に電話しても出ないのです。
その為、私が事前に準備していた「労災事故報告書」を会社の人に渡し、「この用紙に書いてあることで、分かる限りのことを記入してください。それ以上のことは明日にでも私が本人に直接訊くことにします」と伝えました。
有るものですネ・・・労災未経験企業というのは・・・。この2年間で同様の経験をしたのは3回目です。知らないということは恐ろしいことですネ・・・
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