先週から今週にかけては顧問先の株主総会或はその後の懇親会への出席が続きます。ホテルで開催する会社もあれば、自社で開催する会社もあり、また株主以外の参加者も各社各様でそれぞれの特徴が出ているようです。昨年度の決算は、増収増益となった会社と相変わらず減収減益が続いている会社との格差が顕著(2極分化)になったような気がします。やはり、自社ユーザーの変化に上手く対応している会社は増収増益となり、過去のやり方や考え方に固執してただ"頑張れ!!
頑張れ!!"とだけ言っているだけの会社が減収減益となっているようです。
その中で、出席者が必ず私に尋ねてこられる質問は「マイナンバー制度への対応」についてです。税理士さんによっては「マイナンバーは書面で保管し、税務署への提出書類は全てを手書きする」という人もいましたが、私は「"使用履歴"や"削除履歴"を作成し管理することが義務付けられているので"手書き"しようが"パソコンで入力"しようが、一番厄介な部分は解決しません」とお答えしています。どうも税理士さんの業界は社会保険労務士の業界よりもマイナンバー制度導入に伴い行わなければならなくなることの周知徹底が遅れているようです。そして、私の事務所は①機密性が極めて高い事務所であること、②事務所の事務処理はクラウドを利用せずに「ネットに接続できない専用パソコン」で保管("利便性"を犠牲にして"機密性"を徹底重視)して運用・管理することをお伝えしています。しかし、参加者の中にはパソコンで管理すること自体も嫌がる人がいます。このような人たちには、「使用履歴と削除履歴を記録することが義務付けられていますから、税理士業務(使用頻度が少ない)は兎も角として社労士の第1号業務(使用頻度が多い)はマイナンバーをパソコンで管理し使用履歴と削除管理を確実に行えるようにしておかないと無理です」とお伝えするようにしています。
兎に角、先週から今週にかけては株主総会が続きますから、労働保険の年度更新や社会保険の算定基礎届と賞与支払届の事務処理が停滞気味です。その為、この土曜日と日曜日は労働保険申告手続きを徹底して処理していました。
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