メンタルヘルス・チェック

今日は久しぶりに小学校時代の同窓会がありました。そこで大手病院に勤務している医者がいたのでメンタルヘルス・チェックについて話しを聞きました。彼は、勤務医として産業医の仕事もしている人です。

ハッキリいって、産業医としてメンタルヘルス・チェックの効果には疑問を抱いているとのことでした。

①従業員本人がチェック票に本当のことを書くかどうか、極めて疑問に思う。

②今の契約金額で、メンタルヘルスの結果に対するリスクを負うのは割に合わない。

という2点が大きな理由でした。

先々週に聴いた講習会の講師も同じようなことを言っていました。

私も過去の体験から、精神疾患に罹患している人がチェック票に正しい事実を記載するか否か、非常に疑問に思っています。やはり、精神疾患に罹患している人が正しく事実を記載するには、それが出来るような社風と社内体制が必要であると私は考えています。

例えば、運転免許の教習所に行くと、最初に性格診断のため簡易型心理テストを受けます。このとき、自分のことを正確に記載する(できる)人が何人いるでしょうか? みんな、免許を取りたいから、あたかも自分のことを優良ドライバーの如く印象づけようと「無意識のうちに意識」して回答するのではないでしょうか?