全国社労士会連合会が企画した「医療労務コンサルタント」研修、並びにその「フォローアップ」研修を受講しました。これは過重労働になりがちな病院・医院・クリニックの労働環境を改善することを目的としたコンサルタント養成研修です。
この研修で印象的だったのは、①病院は一般企業には無い特徴が多々あるが、特殊な存在ではないこと、②医療従事者は医療関連法には詳しいが労働法に関しては無知であるから、「労働法違反だから・・・」という説明では説得力に欠けること等の説明があったことです。
そして、二宮尊徳翁の「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言なり」、福沢諭吉先生の「金銭は独立の基本なり。これを卑しむべからず」という言葉を引用し、病院に労働環境の改善提案を行う場合にも経費が増えない策を講じることが必要であるとレクチャーしたことが印象に残りました。
私が敬愛しているPFドラッカー翁の著書「マネジメント」には「これからは企業だけでなく病院やNPOなどの非営利法人にも”組織としてのマネジメント”が必要となる」と指摘してあり、「そのときに一番の障害となるのは、企業とは違って”利益”という明確な指標が無いことだ」と指摘し成功事例が記載されています。
薬と病院が嫌いな私ですが、なんか面白くなってきました・・・・・
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