表題の助成金支給申請手続きが完了しました。
如何せん、5月1日から改正された新しい助成金ですが、手続き記載事例が公開されたのが6月10日頃でしたから、それまで足繁く高齢障害求職者雇用開発支援機構広島支部に通って色々な注意点を教えて貰いながら、諸手続き・書類の作成を進行してきました。その為か、支給申請書類を提出しに行くと、「後で内容の審査を行うから・・・」と言われスムーズに受理して貰うことができました。
この助成金は65歳以上の従業員に関するもので、会社が「定年制廃止」「定年年齢の引き上げ」「継続雇用の年齢上限の引き上げ」等いずれかの措置をすると利用することができます。
そして、助成金申請日時点において、60歳以上65歳未満の従業員(60歳後に新たに雇い入れられた者を除く)の人数に応じて助成金の金額が異なります。
その為、支援機構が予め準備しているパンフレットは少々分かり難い内容になっています。
今回、私がお手伝いさせて頂いた企業では、「退職金の問題が生ずるので、定年は60歳のままにして、60歳後の継続雇用の年齢上限を65歳から70歳まで引き上げる」ということで手続きを行いました。
少子高齢化が現実のものとなり求人しても思うように応募者が無い状況の中で、また65歳以上となっても人によっては身心ともに健康な人が多く、かつ若年者の思考に著しい変化がある現況を考えると、地方の中小企業にとっては人材とノウハウ伝承のためにはやむを得ない措置ではないかと思います。