労働紛争を防止するために、労働調査会が主催したセミナー「雇用管理研修 コミュニケーション等向上コース」を受講しました。
募集対象を建設業に絞ったような募集の仕方でしたが、内容は一般企業でも十分に通用する内容(キャリアコンサルタントによるカウンセリング技法の一部を紹介)でした。
1947年~1949年に生まれた人・・・団塊の世代
1950年代から1960年代前半に生まれた人・・・しらけ世代
1965年~1969年生まれの人・・・バブル世代
1970年~1982年生まれの人・・・氷河期世代
1987年~2004年4月1日生まれの人・・・ゆとり世代
それ以降に生まれた人・・・さとり世代
と分類し、それぞれの特徴づけをした上で、世代間ギャップを克服して如何にしてコミュニケーションを図っていけば良いか? その基本的注意点を説明し、ワークショップ形式で話し合いを行うという内容でした。
マトメとして、一番大切なことは「傾聴力」(相手の話しを十分に訊くこと)であり
①世代間のギャップ(考え方・価値観の違い)が有ることを前提として相手と接すること
②怒ったりして外圧的コントロールを行おうとするよりも、相手の内発的コントロールを働きかけることが大切であること
③相手を認める・褒める・叱る等することで相手に自己肯定感を与えることが必要であること
④言葉以外の身振り・動作・目の動き・イントネーションほか(ノンバーバルコミュニケーション)に注意しながら相手と話すことが大切であること
⑤相手に期待すれば相手もその期待に応えようとする(ピグマリオン効果)こと
等のレクチャーがありました。
私は一人で活動している社会保険労務士ですから部下はいませんが、この仕事をしていると労働紛争の相談があったり、会社制度の変更依頼があったりするので、このようなときには従来からこれらの技法を使っていました。しかし、久しぶりにこの手のセミナーに参加することで復習することができ、忘れかけていたことを思い出すことができました。私にとっては大変に面白いセミナーでした。