長時間労働の抑制対策

労基法改正により、大企業は2019年(来年)4月1日から、中小企業は2020年4月1日か

ら、1か月で100時間以上の所定時間外労働(=残業と法定休日出勤)が、2か月~6か月

の平均で月80時間の所定時間外労働が禁止されます(6か月以下の懲役または30万円

以下の罰金という罰則があります)。

そこで、当事務所では、以前から毎月のタイムカードをお預かりしており、長時間労

働が問題となりそうな企業さまのうちご希望された企業さまに対して、上記法改正に

備えて、各従業員さんの所定時間外労働時間数の月別推移表を作成して提供するサー

ビスを開始しました。月間45時間超の時間外労働をした月は時間数の文字の色が赤く

反転し年間6回の法規制を守り易くし、月80時間超の所定時間外労働を行った月はカー

ソルの色が反転しますので、一目瞭然です。

まだまだ改良の余地はありますが、始めた直後の感触はまずまず満足できるモノがあ

ります。

そして、法律が禁止した「100時間以上、または80時間超」の所定時間外労働がどの

程度のモノなのか? 概念的には理解されている企業さまが多いけれども、実態感とし

て把握されていらっしゃる企業さまは意外に少ないということが分かりました。