人事評価を賃金改定に反映させる方法

ヒトは「認められること」(良しきにつけ悪しきにつけ)でモラール(士気)が高まるモノだと村上社会保険労務士事務所は考えています。

そして、少子高齢化が進む中で働き方改革が進行し、求人難が続く状況下では「人材をいかに定着させ成長させて人財に育てるか」が大切なコトになりました。

その為には、「教育訓練する仕組み」と「評価する仕組み(人事評価制度)」が必要になります。

そして、従業員の意識が変わりつつある現在では、その評価結果をいかにして処遇に反映させるかが極めて重要になっています。

そこで村上社会保険労務士事務所では、従来は個別対応で処理してきた「人事評価と賃金改定(昇給又は減給)の仕組み」をモデル化し、30人から200人程度の従業員数の法人さまでも対応できるようにしました。

なお、日本版同一労働同一賃金に関して給与体系(基本給・諸手当等)の検討も必要に応じて行います。

ステップ<Ⅰ>

  ① ご依頼法人さまの組織構造と雇用区分・職位ごとに期待している役割等をお尋ねします。

  ② 今後の賃金改定(昇給又は減給)をどのようにされたいのかお尋ねします。

ステップ<Ⅱ>

  直近の賃金台帳をお預かりして、賃金の分布図(プロット図)を作成し、ご依頼法人さまの現状を再確認して頂きます。その上で、ステップ<Ⅰ>②でお聴きした賃金改定にいかにして移行していくかミーティングします。

ステップ<Ⅲ>

  各雇用区分・各職位ごとに人事評価項目の再検討又は新規作成を行います。

  このとき村上社会保険労務士事務所がひな型として使用する人事考課票は

     ① 基礎的評価 (法令・就業規則・社内諸規定の遵守を評価)

     ② 行動(プロセス)評価 (評価対象期間中の行動を評価)

     ③ 実績評価 (評価対象期間中の実績を行動を評価)

  で構成し、ご依頼法人さまのご希望に合わせて内容を修正していきます。

  下方{続きを読む}人事考課票をご参照ください。ご依頼法人さまに決めて頂く箇所は空欄にしてあります。

ステップ<Ⅳ>

  人事評価結果と賃金テーブルとを結びつけるルールをご依頼法人さまのご要望に合わせて村上社会保険労務士事務所が創り、グラフ化し、見て頂きます。下方{続きを読む}のグラフ(賃金カーブ)と賃金テーブル・ルール表(モデル⑤)とをご参照ください。

ステップ<Ⅴ>

  人事評価の模擬練習を昇給検討一覧表(下方{続きを読む}ご参照)を使用して数回行います。

  この時、昇給検討一覧表には従来の賃金・職位・評価結果を入力すると、賃金改定後の結果が瞬時に計算されるようにしてあります。

ステップ<Ⅵ>

  試行運用を2~3回行って頂きます。

 

 以上が村上社会保険労務士事務所がお手伝いする際の手順を大まかにご説明した内容です。

いずれにしても「人事評価制度を創り運用していくこと」と「評価結果を如何に処遇に反映させるか」が非常に重要になっていることに間違いは無いと村上社会保険労務士事務所は考えています。