36協定の様式

年度末が差し迫り、3月の賃金締切日翌日が36協定の起算日になっている法人さまが多いので36協定作成準備を始めたのですが、令和5年4月1日からは大企業以外でも「月60時間を超える時間外労働の割増率が50%以上に引き上げられる」ため、念のために広島中央労働基準監督署に「36協定の様式の変更は今回は無いのですか?」と尋ねた処、対応した労基官は「今の処、私達に様式変更の通知は届いて無いので、従来の様式を従来通り使用してください」と言われました。

数年前に36協定の様式が年末頃に変更され、翌年の4月1日から再度変更され振り回された体験がありますので、今回はその二の舞とならないように労働基準監督署に確認した次第です。

また、昨今は従業員代表の選出の仕方が厳しく問われる(労基調査や裁判になったときに記録を提出することを求められたことがあるので)ようになっていまから、私は挙手や選挙では記録が残りにくいので「選出に関する同意書」を回覧し、立候補者が代表に就任することに同意する従業員さんに署名してもらうようにしています。そして、多少従業員数が多い法人さま、常用のパート・アルバイトを沢山雇用している法人さま、事業所が全国各地にある法人さま等だと、この同意書の回覧に日数を要することが多いため、早めに同意書を法人に提供し、早めに36協定作成に着手するようにしています。