米子に支店がある広島の会社さまからのご依頼で、米子支店の労働基準監督署調査を受けてきました。
調査が朝9時から予定されていたので会社の人は私が前泊しても良いと言われていたのですが、昔し(山越え)と違って今は全て高速道路を使えば3時間弱で行けますから、私は米子労働基準監督署に電話して調査開始時間を1時間ほど遅くしてもらうことで前泊せず日帰りすることにしました。
調査の主たる目的は「長時間労働に関する事柄」でした。昔、この支店は労働基準監督署から長時間労働を是正するよう指導されたらしいのですが、働き方改革が始まってからは仕事に対する「考え方」と仕事の「やり方」を変えられ、しかも勤怠管理システムを利用して始業/終業時刻を記録させながら月中と月末に時間外労働時間数をチェック(月中のチェックは長時間労働予防のため)し、かつ固定残業代の過不足を毎月チェックされていたので、月間45時間を超える時間外労働と未払い残業代は皆無となっていました。その為、私は安心して労働基準監督官の調査を受けることができました。
長時間労働以外では「年次有給休暇管理簿」、「定期健康診断」等に関しても調査されました。
年次有給休暇管理簿は私が作成した管理簿を使用されているのですが、労働基準監督官は法定必要項目が全て記録されていると判断したようです。
定期健康診断は全員受診させていたのですが、健康診断「実施者の意見」が記入しているのに「医師による意見」を求めていなかったので、その点だけを指摘されました。しかし、健康診断「実施者の意見」欄は何が書いてあるのか判読できない医師独特の文字で書いてあったので労働基準監督官も苦労していました。
調査は無事に終わり、私は午後3時には広島に帰り、その後は通常業務を行いましたが、流石に往復6時間ほど自動車を運転すると疲れました。