障害者グループホーム

 小規模の障害者グループホームを運営されていらっしゃる法人から給与計算事務代行のご依頼があったので、障害者グループホームについて調べてみました。

 お恥ずかしい限りですが、高齢者グループホームは知っていましたが障害者グループホームについては知識がなかったので慌てて調べました。単に給与計算の代行事務といっても、その法人の業界のことをある程度は知っておかないと正しくタイムカードを集計をしたり助言したりするこどかできないからです。

 そしてご依頼者さまに確認した処、そこは介護サービス包括型の障害者グループホームであることが分かりました。その上で過去のタイムカードを拝見させて頂いた結果、給与計算(タイムカード集計)をご依頼された理由が分かりました。深夜業が常態として発生し、シフト制による交替勤務と休憩時間が上手く管理されていないからタイムカード集計が非常に複雑になっていたのです。

 私が給与計算を受託すると、スマホで始業終業時刻が登録できるようになるクラウド式タイムレコーダーを無料で使用できるようになるのですが、このご依頼者さまの状態でそれを使用すると間違いの原因となると私は考え、当面は関数とマクロとを併用させた村上流タイムカード集計表で集計することにしました。

 過去に派遣業を営んでいながら労働者派遣法は全くご存じない会社(派遣元)がありましたが、この法人さまは自らの業界に関係する障害者総合支援法のことはご存じでしたので安心しました。

 しかし、労働基準法に関する知識はほとんど持っていらっしゃいませんでした。その為、給与計算事務の為の整備と同時に労基法違反とならない為の整備も同時に行っていく必要があります。