ある企業の給与体系再構築作業が終わりました。
再構築の目的は、
①新たに決まった最低賃金を考慮し(特にパートさんや若手従業員)、
②行動評価を元に従業員間の基本給のバランスを再検討すること
③人件費比率を検討しながら昇給が必要な従業員は昇給させること
④各手当の名称の性質と趣旨・目的を再検討し、シンプルに分かり易くすること
⑤固定残業代を過去2年間の残業の実態を踏まえ再検討すること
⑥退職金の計算根拠を分かり易くすること
⑦パートさんの役割(職務)をある程度明確にし、説明責任が果たせるようにすること
等でした。
この会社では従業員間の基本給のアンバランスを指導/訓練と激変緩和措置を講じながら数年かけて補正していくことになりました。なお、この会社は5年位前から長時間労働対策を講じその効果が現れているので、月45時間超の突発的時間外労働が年間で2~3回しか発生して無く、その対策を特に講じる必要はありませんでした。